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クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった
| 作品名・サービス名 | クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった |
|---|---|
| 著者 | 尾野凛(漫画) / たかた(原作) / 日向あずり(キャラクター原案) |
| 概要 | クラスでぼっちな俺・前原真樹に、初めてできた友だち・朝凪海。いつも輪の中心にいて、他の男子からは『クラスで2番目に可愛い』と陰で噂される朝凪さん。日陰者の俺なんかと住む世界が違う――と思いきや、まさかのB級映画好き!? ひょんなことから友だちになった朝凪さんは、金曜日の放課後だけこっそり俺の家に遊びに来る。映画にゲーム、漫画の趣味も合う彼女との楽しいひととき。「ねえねえ、前原ここ!特別に座っていいよ」「もともと俺のベッド…」「今日だけは私のベッドなの。ほら、おいで?」距離近くないか、朝凪さん? |
| 公式無料提供先 | カドコミ |
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レビュー
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等身大のラブコメディ
主人公の真樹は、クラスメートから距離を置かれがちな内気な少年で、そんな彼に突然話しかけてくる朝凪海の明るさが新鮮でした。彼女は輪の中心にいる人気者なのに、意外にもB級映画好きという共通の趣味がきっかけで、ひょんなことから金曜日の放課後に真樹の家に遊びに来ることに。ベッドを共有したり、軽快なやり取りを交わしたりするシーンは、ドキドキする距離感が絶妙で、読んでいて思わずニヤニヤしてしまいました。「今日だけは私のベッドなの。ほら、おいで?」なんてセリフが、彼女の天真爛漫さを象徴していて、こんな関係性、羨ましいなあと思いながらページをめくる手が止まりませんでした。ネタバレを避けますが、日常のささやかな出来事が積み重なる展開が、まるで自分の青春時代を振り返っているようで、胸にじんわり染み入ります。この漫画の最大の魅力は、テーマの「等身大の友情から始まるラブコメ」にあると思います。完璧なイケメン主人公や超絶美少女ヒロインではなく、ちょっと影のある「2番目」のポジションが、逆に親しみやすさを生んでいます。共通の趣味を通じて築かれる絆が、ただの恋愛ではなく「友だち」としての心地よさを強調していて、現代の若者たちの孤独やつながりの難しさを優しく描いている点が素晴らしい。
ラブコメ好きはもちろん、日常の小さな幸せに癒されたい人にぴったりの一作。短いエピソードごとにサクサク読めて、終わった後の余韻が心地いいんですよね。
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